Jank in The Boxでアルバイトをしていましたが、その時給では生活するに十分な収入を得ることができません。
そこでもっと収入のよいアルバイトを探しました。近所のレストランなど周り募集してないか聞いて回りました。
運良く募集しているお店を見つけ働くことにしました。日本食レストランです。メイン料理が寿司とてんぷらでした。
最初はキッチンヘルプで料理の仕込みをすることでした。てんぷら用に野菜を適当なサイズに切ることやチキンを下ろす、エビの下ごしらえ等でした。
鶏は首がない状態からてんぷらの竜田揚げにできる大きさまでさばくのです。鶏は関節部分に包丁を入れると簡単に解体することができます。
エビは皮をむき背綿を取って何本か切り込みを入れます。この後指で強く押し筋を切り伸ばします。この処理でてんぷらを揚げるときにまるまらないようにします。後はトレイの上に並べキッチンペーパーで押さえ1晩冷蔵庫で寝かせます。
3日間くらいこの作業をしていると店のオーナーから突然、料理の方をやってくれと言われキッチンの方へ移動しました。
その場所はオープンキッチンでお客の前で料理を作ることになります。
お客の前なので勿論、白色の帽子、上着、エプロンをつけます。一見すると一人前の職人の様に見えます。
最初は見よう見まねですね。作ったのはてんぷら、すき焼き、ステーキ、焼き鳥、餃子等でした。
一番値段が高かったのはテンプラのステーキセットでした。木製の船の上にテンプラ(野菜、エビ、竜田揚げ、イセエビ)にお客から注文のあった焼き具合のニューヨークステーキを乗せます。これにご飯と味噌汁が付きます。
日本では味噌汁はご飯と一緒にだしますが、アメリカではスープの位置付けなので味噌スープと言って最初に出てきます。一番先に飲まないといけないので何か不自然ですよね。
・・・・続く
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