これまで得た情報と私なりの考えをまとめ、何故マリファナが日本で悪者扱い
されているのかを箇条書きにしてみました。
・アメリカでの対応
アメリカでは1920年から40年台まで独占禁酒法がしかれおり、お酒の販売が禁止されました。
この為闇の酒屋が多く発生し当局が取り締まることになります。
しかし40年台後半になり解禁になると禁酒法に対応していた当局は目的を失います。いわば
失業状態になるので次のターゲットを探す必要がありました。これは捜査官の失業問題に発展する可能性もありました。
また繊維として綿産業は古くからありましたが、麻の産業も台等してきます。麻は綿に比べより強く二毛作
が可能で生産性が綿より優れてる有利な面が多くあります。
折りしも化学繊維産業が生まれ、政府としては伝統的な繊維より国策もあり化学繊維産業に力をいれます。
この為、取締り当局と政府の利害が一致して麻の副産物である大麻の取り締まりを行うことになります。
タバコ産業や綿産業もターゲットの候補でしたがロビー活動(産業界が政治資金を政権有力者にばらまく)により麻の栽培が制限され、また副産物であるマリファナがターゲットとなったのでしょう。
・日本での対応
戦争に負けたことによりアメリカの当時の政策を踏襲し、日本国憲法を改正しないのと同じように
マリファナ政策も踏襲しました。
・60年台に一般的に堕落した人々や反体制派と思われたいたヒッピーが吸っていたことも悪い印象を与えています。
・国内的にも団体や個人から大麻を解禁するよう訴えが出ています。裁判官自身も個人的には大麻がタバコや酒に比べ害が少ないと分かっていても
今後の人事や退官後の利益に影響するので解禁を有利にする最初の判例を作りたくないのでしょう(保身)。
・麻薬の麻とマリファナ(大麻)の麻は字が同じなので同類と勘違いされているようです。
以上から大麻が禁止になった理由は政治的要因が非常に大きいようです。
マリファナがタバコや酒より害があると証明されている訳ではなくむしろその逆であり
独占禁酒法時代のカポネがそうだったように使用を禁じると暴力団の資金源となるため解禁したほうがよいのではと思っています。
アメリカでは解禁の州もあり方向性としては解禁に向かっているようなので
日本で将来的には解禁されることになるでしょう。
・・・・続く
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