つよい信念があった分けではなく、それまで見聞きしたアメリカのライフスタイルに魅せられ、いつしかアメリカで仕事や生活してみたいと思うようになっていました。
また30歳過ぎると実行する気持ちが失せると一般的に言われていたのでそれを信じて会社を辞めカリフォルニアに旅立ちました。
長期滞在するには会社からの就業ビザ又は留学する方法があります。就業ビザを取ることは当時不可能だったので留学の目的でビザを取得し現地の英語専門学校に行くことにしました。
最初の住みかはサンフランシスコ空港に程近い海岸沿いの町Pacificaです。
ルームメイトと住むことになりましたが以前からの知り合いだったので、この点はラッキーでした。
住みかは2階建てのアパート1階でした。一般にステューディオと呼ばれる1ルームの賃貸です。
家賃は確か300ドル位だったと思います。ルームメイトと折半ですので150ドルになります。
洗濯はアパートの一角にコインランドリーがあったのでそこを使用しました。買出しは裏手の近くにスーパーがあり殆どそこを利用しました。食事は自炊が殆どでたまに近所のマクドナルドに行くくらいです。銀行も直ぐ近くにありバンカメで口座を作りました。
当時驚いたのは記帳は機械ではなく手書きだったことです。銀行員がへたくそな字で通帳に金額を書くので書き間違えがないか心配したものです。また口座に一定金額がないと手数料を取られ預金残高が減っていくことも驚きました。
・・・・続く
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