貯金も残り少なくなって来たこと、またルームメイトの引っ越しに伴い本格的にアルバイトをする必要性がありました。
そこでアルバイトはルームメイトの後を引き継ぎセブンイレブンで働くことになりました。
場所はシリコンバレーのあるサンノゼの近く、住んでいる場所から車で約1時間かかりました。
距離は片道約100キロ位で、しかも中古車だったので燃費が悪く収入の半分はガソリン代に消えたように思います。
勤務時間は午後8時から夜中の2時までの6時間で賃金は現金で受け取り20ドルでした。
普通会社はソーシャルセキュリティー番号で給与の処理を行いチェック(小切手)で給与を渡します。
しかしセブンイレブンのオーナーは就労許可の無い人間が働いていることが分からないように現金にしてくれたわけです。
仕事は陳列だなから商品が少なくなると倉庫から商品を取ってきて補充すること及びお客の見張り等です。
日本のセブンイレブンと違うところは、裸足のお客が多いことでした。貧乏なのではなく自宅のガレージから裸足で車にのりこみセブンイレブンの前の乗りつけるので地面を踏むことが殆どないためです。
このため店内にガラス片が落ちてないかかなり注意を払っていました。
裸足で怪我をされると訴えられる可能性があったたからです。
驚いたことはセブンイレブンのオーナがお客の使用した紙コップをゴミ箱から拾って再利用していることでした。
勿論洗いますが、店内で販売しているソフトドリンク用の紙コップにそれを補充するので次の客が同じカップでドリンクを飲むことになります。
セブンイレブンはフランチャイズなので本社と利益を分け合います。
飲みものは飲料の量ではなくカップの数で精算を行っていたため販売数を少なく見せるためにカップを再利用したいたようです。
・・・・続く
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