新聞配達はできなくなり、レストランだけのアルバイトでは生活できなくなりました。そこでもう少し収入のよいアルバイトはないか探したところウェイターの仕事が見つかりました。
再度レストランで働くことになりましたが、ウェイターなのでチップ収入で生活できます。ウェイター業と言うのは一種の個人ビジネスです。
日本では給料方式なので収入は大体決まってきますが、アメリカではチップがメインの収入になりり、給料もありますが非常に安くお店にとっては好都合です。
店内では受け持ちのテーブルがありお客がその席で食事をすればチップが入るわけです。仕事になれてくると、どのお客が多くチップを置いていってくれるか分かってきます。
通常、お客が入ってくるとウェイターやウェイトレスが自分の受け持ちテーブルに交互に案内します。
チップを多く置いていく客が入店すると順番を無視して自分の受け持ちテーブルに案内することがあり、険悪なムードになったりします。
ビジネスと言われるのはお客に対応をよくするとチップが多くなり、逆に対応が悪いと少なくなるからです。
又チップの金額は人種にもより異なってきます。日本人客はサービスをよくしても悪くても約10%置いていきます。アメリカ人の場合は、良い場合は30%、悪ければ5%と幅がありサービス内容に比例してきます。又アジア系と中南米の客は大体5%位でした。
・・・・続く
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